エミリオ
甘美な美酒。
グラスに並々と注がれたその赤い液体を軽く口に含んで、中でゆっくりと味わい、
そして弄ぶように転がして一口一口、丁寧に扱ってゆく。
「美味いな…」
そう一人で呟いて、ウッドロウはグラスを置き、腰掛けていた柔らかいソファーから立ち上がった。
バスローブを身に纏い、優雅な仕種でふわりとしたカーペットを踏んでゆっくりと寝室のドアへ向かう。
自分が主であるこの城の布地はどれも滑らかで触り心地が良く、
それはベッドのシーツだとて例外ではない。
…流石にベッドは軋むけれど。
そう考え、そして先程の甘美なワインを思い出してウッドロウは思わず微笑んだ。
「…君も甘くて美味しいのかな…?」
柔らかい口調で言ってから、寝室のドアを開ける。
その先に待っているのは…
グラスに並々と注がれたその赤い液体を軽く口に含んで、中でゆっくりと味わい、
そして弄ぶように転がして一口一口、丁寧に扱ってゆく。
「美味いな…」
そう一人で呟いて、ウッドロウはグラスを置き、腰掛けていた柔らかいソファーから立ち上がった。
バスローブを身に纏い、優雅な仕種でふわりとしたカーペットを踏んでゆっくりと寝室のドアへ向かう。
自分が主であるこの城の布地はどれも滑らかで触り心地が良く、
それはベッドのシーツだとて例外ではない。
…流石にベッドは軋むけれど。
そう考え、そして先程の甘美なワインを思い出してウッドロウは思わず微笑んだ。
「…君も甘くて美味しいのかな…?」
柔らかい口調で言ってから、寝室のドアを開ける。
その先に待っているのは…
甘美な、甘い甘い誘惑。
遠い遠い昔、ルイ14世が「甘美な美酒」と絶讃した赤ワインがあったそうです。
まぁ今も普通に人気のワインとして売っているのですが、そのワインの名前が「エミリオ」っていうのですよ…!!!
見た瞬間、妄想爆発。
そんなこんなで完成したSSです(嫌)