甘くあまく、
そして甘美な

「ねぇ…キスさせて下さい」
唐突にそう言うと、ソファの隣に座っていたルークは頬を赤く染めてぷいと顔を背けた。
「…困った人ですねぇ」
そう言って、ジェイドはゆっくりとソファから立ち上がった。
そしてルークの方へまるでターンするように優雅に向き直り、そして膝を付き、同じ目線まで屈み込む。
「…ほら、目を閉じて」

その刹那。

柔らかくて、軽い…まるで春風のようなキス。
その軍人ならではの素早く、そして更にジェイド特有の優雅な動きに圧倒されたのか、口を押さえて目を丸く見開いていて。

「愛していますよ…ルーク」

そう告げて、今度は首筋に唇を押し当てる。
ちゅ、と甘い音がして、それと同時にルークの頬も甘い酒を飲んだ時の様に紅く染まっているのが見て取れた。
「好きです」
今度は面と向かって微笑むと、ルークは困った様な顔をしながらも笑っていて。
「俺も…好きだよ」
そう言った後、彼は慣れない手つきで軍服の1番上のボタンを外して緩め始めた。
そしてはだけた軍服の中のタートルネックを引き下げられて、

…その瞬間。



また、ちゅ、と甘い音がして。



驚いてルークの方を見やると、最初は恥ずかしそうに俯いていたけれども突然思いきった様に顔を上げ、
蕩けそうな位極上の笑みを浮かべて立ち上がり、甘い跡の付いた首に手を回してきた。
どうしたんですか、と問う暇も無くルークに思い切り抱きつかれて少しよろけそうになる。
「っ…ルーク?」
彼の名を呼ぶのと同時に耳元に唇を寄せられ、思わず手が震えて。
それにルークも気付いたのか柔らかく微笑み、それから小さな声で囁いた。

「俺も…愛してる」

そして首筋に付いた跡を舌で優しく舐める。
「…ッ……、ん…」
「ジェイド…感じてるの?」
そう言うと、今度は唇に先程までとは打って変わり優しく無く、まるで全てを絡めとってくる様な深いキスをされて先程まで腰掛けていたソファに押し倒された。
「ぁ……んッ………ルー…クっ…!!」
やっとの思いで彼の名前を喘ぎながら叫ぶと、ルークは同じ様に荒く息を吐きながらも珍しく、途中で詰まる事も無く明瞭な言葉を発した。



「…そう、好きだよ……俺だけのジェイド」



そして押し倒された際に脱げた軍服と、胸の突起が見える程にずり上がった黒いタートルネックの服を見、ルークは微笑を浮かべる。

そして改めてソファの上に大きく跨がり、
もう一度首筋に甘いあまい、蕩けそうな跡を残していった。

「今日は俺がジェイドをイかせてあげる…」
「…は?ルーク、貴方一体何を……ッ、ん…!」



発そうとした言葉は全て彼に塞がれてしまって。
「…ふ…ッ……ん、貴方と言う…人は、しょうがない…ですねぇ…ッ」
苦笑しながらも、ジェイドはルークの深い口づけと愛撫に答えてゆく。


「まぁ、そんな…所、も、」



そして息も絶え絶えになりながら、それでもいつもの笑みは崩さずに…彼の耳元で小さく声を響かせた。







「…可愛くて…もっとイイ顔を見せて欲しくなりますよ………私だけの、ルーク」
 

ジェイルクを書くつもりがまさかのルクジェイになったという悲劇(喜劇)。。。
最初の小説が果たしてコレで良いのか!?でもコレ多分続き書きます←
そして多分きっとえろくなる事を誓います。JL版とLJ版両方書いて一人自己満。
↓以下、今突発的に思いついた続きのセリフたち↓
「ルーク…貴方にはおしおき、いや…調教が必要な様ですね」
 
「なぁ、ジェイド…声、我慢しないで出してよ」
 
「大丈夫、優しくしてあげますから。だから全てを私に委ねて下さいね…私のルーク」
 
「眼鏡…取っても良い?俺、アンタの紅い目が思ってたより好きみたいなんだ」
 
…自分自重^p^
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